リハビリテーション科
当院リハビリテーション科では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による訓練を入院及び外来患者様に対して行っています。
対象疾患は、整形外科疾患はもとより、脳血管障害、神経筋疾患、呼吸器疾患など多岐の領域にわたっています。整形外科、脳神経外科、神経内科、内科(消化器内科・呼吸器内科)と連携を取りながら、急性期より運動療法、日常生活動作訓練を中心としたリハビリテーション医療を展開しています。
また、入院の患者様に関しては、土曜日もリハビリテーションをおこなっています。2014年4月には地域包括ケア病棟がオープンし、急性期と継続した専門リハビリが可能となり、急性期から慢性期まで幅広いリハビリ提供が可能となりました。
何らかの疾病や外傷により、あるいは加齢に伴い身体の機能低下を認め、在宅復帰が困難な患者様に対しては,急性期病棟での治療後、地域包括ケア病棟あるいは当院療養病棟、もしくは併設の老人保健施設において集中的なリハビリを行います。また、必要に応じて地域のケアマネージャー・介護保険関連施設、当院訪問リハビリスタッフと連携し、在宅復帰後もADL(日常生活動作)、QOL(生活の質)を維持・向上できるよう退院前に、セラピストがお宅に伺い、住環境評価なども行います。
理学療法士 | 14名 |
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作業療法士 | 6名 |
言語聴覚士 | 2名 |
令和5年4月1日現在
施設認定
下記の施設基準を取得しています。
● 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)● 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
● 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
● 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
● がん患者リハビリテーション料
※(公社)日本理学療法士協会 生涯学習制度臨床指導施設認定
リハビリ業務内容
【理学療法士】
基本的な運動能力の改善を目指し、運動療法と物理療法を用いて、身体機能に応じた歩行練習や筋力増強訓練などを実施し、基本動作能力の向上を図ります。また、階段昇降や屋外歩行と言った応用動作練習も実施しています。
【作業療法士】
食事・整容(歯ブラシ、身だしなみ)・着替え・トイレ動作・お風呂といった日常生活の練習や家事、趣味活動等の社会生活の練習などを実施し、生活能力の向上を図ります。また、必要に応じて、手の運動や日常生活を補うための道具(自助具)を作成したり、車いす生活の住環境設備を図るなどし、自立した生活を促し、目指していきます。
【言語聴覚士】
脳の損傷により失語症(聞く、読む、話す、書くといった言語能力の障害)や、構音障害(口や舌が上手く動かず、はっきりと話せない)等によってコミュニケーションが難しくなった患者様や、嚥下障害(飲みこみが困難になる)、高次脳機能障害の患者様に対して、評価や訓練、指導を行い機能の回復や食べる楽しみの獲得を目指した訓練を行います。